2020-11-18から1日間の記事一覧

それをやりたいからやる。その第一回目は純粋行為だと言える。しかし、二回目以降は?それをやったら楽しい、快楽が得られる、だからやる、意味が発生してしまう。彼は未来に発生する利益のために奉仕し、だから未来が発生し、時間が生まれ、彼はそのなかに…

藤空に雪虫舞いし明けの庭蕾混じりに椿群れ咲く

ヴァレリー、特に海邊の墓地から感じられるのは彼の底知れぬ朗らかさ、明るい、生命力、火炎の力にみちている。ダヴィンチの手記を読んだときにも同じ朗らかさを感じた。陰惨な苦悩の影なんてそこにはない。そこには充実の仕事、永遠の少年の無償の飽きるこ…

生物と無生物を分け隔てているもの、それは認識である。ヒトや動物、生命を持ったものたちは視覚や聴覚、あらゆる器官によって何かを認識している。どんなに小さな微生物でもそれは変わらない。彼は何かを認識している。認識しているものが生物だ。何も認識…